オイル漏れ修理など・・ 1/3




SJ30で使っていたF10AをSJ40Tに換装した際、クランクリヤシールを取付るハウジングのボルト折れやオイルパンパッキンからオイル漏れしていたのだが、手元に部品がなかったので液体パッキンで応急修理。
時間もなかったので、そのままJCの90分耐久レースに出走しちゃいました。
オイル漏れは止まってはいたのだけど、レース時の泥の影響でクラッチレリーズベアリングから異音がでて、クラッチカバーにも泥が詰まったらしく切れが悪くなったのでOHする事に。
ついでなのでオイル漏れも完全修理を実施しました。


作業手順


コレでT/Mを後方へ引っぱると、エンジンと分離します。 なお、T/M〜T/F間のペラが抜けると頭からT/Mのギヤオイルをかぶることになるので注意。前もってT/Mオイルを抜いておきペラを抜いた方がT/Mを降ろすに楽です・・・。
ちなみにウチのSJ40Tは、フロアトンネルが狭くてJA71の5速T/Mを載せているので、ペラを抜いて、レリーズアームまで外さないとT/Mが降りませんでしたが(T_T)

こんな作業の際はエンジンを降ろした方が早いな・・・(笑)。


siru1

上記作業に加えて、クラッチ&F/Wを外し、更にクランクリヤシールが付いているハウジングを外して、オイルパンまでも外した状態です。

ガスケット滓などはスクレーパーで掃除して、オイルストーンで表面を滑らかにしてあります。
あとは組み込むだけなんだけど・・・。



siru2

ハウジングにクランクリヤシールを打ち込む。
厚い木の板の上にウエスを敷いてハウジングを載せてます。
ハウジング裏面は、ガスケットとの当たり面なので傷付け厳禁。

なお、今回はハウジングを外してシールを交換しましたが、オイルパンのパッキンが古い車などは、これを外すとオイル漏れの原因になる事も。
E/Gに付けたままシールを外す時は、クランクのシール当たり面に気を付けてシールを外します。傷を付けたら、最悪クランク交換ですよ。
ちなみに自分がシールだけを抜く時には、シールにタッピングビスを立てて、それを引っぱって抜いてます。




siru3

シールのクランクとの当たり面には、ラバーグリスをたっぷりと塗って組み付け。
新品のシールにも多少ラバーグリスが付いてますが、念のために。

E/Gとの間には、新品のガスケットを使用します。(再使用厳禁、もっとも外す時に破れますが・・)




pan


こちらも新品のガスケットを付けて、オイルパンを取付。

内部は灯油にて洗浄したけど、外側は面倒なのでパス。どうせまた汚れるんだから(笑)



clu1


今回使用するクラッチとF/W

クラッチカバーは、細かい部分の泥が取れないので新品に交換。
ディスクは、今まで使っていたヤツがまだ減ってないのと、ダンパースプリングもまだヘタって無いので再使用。
F/Wも今まで使っていたものを再使用(当然か・・(笑))